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ハワイアンのようなタイトルである。いまの気分はまさに晴れわたるハワイの空に似たり、なのである。
ここ一年あまり、ヒドくなる一方であった左目にたなびく白い霧、。区民検診の眼科で白内障の初期と言われていた症状であるが、霧の具合が濃くなってきて、ようやく踏ん切りをつけ手術をすることにした。そしてとりあえず上手くいきハワイの青空のような視界が戻ったということなのです。 紹介された武蔵境の清水眼科は白内障手術1万以上の実績を持つ女医さん。( これまでの生涯で10カ所位眼科に通ったが80パーセントは女医さんだ。男性医師は白髪の老人だった。若い医師はいない。統計学的に何かしら分析できるかな?) というわけで2月1日オペ!今日は20数人、50がらみの人から腰の曲がったおばあちゃんまで老老男女が白内障手術を受ける。看護師さんも事務員さんも2名のお医者さんもタイヘンだなぁ。頭にキャップを冠らせられ、10人単位で椅子に座り目薬を 打ってもらう(看護師さんたち、目薬を射すとは言わず「うつ」という。ま、「ヤク」にはちがいないが)その姿はブロイラーか?目薬は種類を変えて10回位、五分間隔で「打つ」のでそれだけでもタイヘン時間がかかる。せわしないそれなりの時間が過ぎるので、オペをすることへの不安を感じないでいられるのはいいことかもしれない。そうこうするうちにオペ室によばれる。そこには歯医者によくあるような椅子が配備されていて、着席を促される。座るとタオルをかけられ顔にはビニール傘よりちょっと厚めの不透明の、目の鼻の部分が開いたビニールが掛けられる。上下の瞼は閉じないよう鉗子のような器具でしっかり確保されてしまう。間髪を入れず麻酔液が目に注がれる。俎板の上。両耳は脱脂綿で塞がれており、時折聞こえてくる先生の指示もおぼろげない。器具から流れてくる電子音だけはハッキリと聞こえる。突然パッと2つばかりの電球様のライトがビニール幕の向こうのほうにユラユラと揺れながら見えてきた。「ライトを目で追っていてください」先生の指示。それら一連の流れはなぜか自分の身に起こっているのではなく、ビニールテントの向こう側で起きていることを見ている、といった不思議な感覚なのだ。麻酔によって視覚聴覚の感性が狂っているのだろうか。それでいて「もう少しアゴを引いてください」なんていう先生の指示への反応は素早くできるのだ。ライトを追っていたら、眼球の中をゴリゴリしているような感じとかも時折したりして「あ、手術しているだな」と思ったりもする。やがて、「アドレナリン」一本くださいと先生の声。液体が目を流れて「はい、終わりました」とても長いようだったけれど20分位でオペ室を退出しました。 白内障手術に関しての知識がいまひとつだったので、恐い感触しかなかったが、意外とシステマチックに進行するようです。もちろん、手術にはちがいなく油断はできませんが。 これからも、四種の目薬を5分間隔で20分かけて無くなるまで続けないといけません。 注:アドレナリン液は眼圧をさげたり、充血を抑える効果があるとのこと。
by hiratukana
| 2016-02-02 10:49
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